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旭区版 掲載号:2012年2月2日号 エリアトップへ

生態調査で「継続力」 南希中 横浜環境賞など3賞

教育

掲載号:2012年2月2日号

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校内の池が活動場所の一つ(左から長瀬さん、臼井さん、中田さん)
校内の池が活動場所の一つ(左から長瀬さん、臼井さん、中田さん)

 校内の池で水質調査や生物観察に取り組む、市立南希望が丘中学校(細山洋子校長)「ビオトープ特別委員会」が横浜環境活動賞を受賞した。有志の生徒数十人による、10年以上続く自主活動が実を結びつつある。

 この賞は環境保全や再生、創造などの視点で、横浜市が市民や企業、学生らを表彰するもの。1993年度にスタートし、今回は市民の部で5団体と、企業3団体、児童・生徒・学生の部で南希中を含む3団体が受賞した。同校は今年度新設された特別賞のほか、全国学校・園庭ビオトープコンクール2011=(財)日本生態系協会=でも奨励賞を初受賞している。

 ビオトープとは「野生生物が生息する空間」などの意味を持ち、自然観察池などを指す。同委員会では湧き水がたまってできた池と人工池で、水質や水温、生物の生息状況などを記録。屋内の水槽では黒メダカやアメリカザリガニを飼育する。これらの活動は、壁新聞やホームページなどを通じて定期的に情報発信しており、反響も上々という。

 「毎日続けて活動すること、一人ひとりができることを積み重ねていくことが大切」と委員長の臼井瑞季さん(3年)。「新しいことを知る機会が多い」(中田雪穂さん・3年)「ごみ拾いなど自分にできることを考えるようになった」(長瀬友希さん・同)と副委員長の2人は手応えを話す。

 同委員会は3学年46人が在籍し、任期は3年。昨年12月以降は1、2年が中心になって活動している。「生徒の自主的な活動が広がり、地域住民も巻き込んで池の管理ができれば」と石川剛章教諭。地域と学校の絆を深めるきっかけの一つとして、今後の委員会活動に期待がかかる。
 

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