県内高校生の文化の祭典である神奈川県高校総合文化祭(県高総文祭)で昨年12月、県立横浜旭陵高校=上白根町=の写真部と書道部からそれぞれ3人の生徒が入選を果たした。日々の部活動での取り組みが、成果となって表れた。
「第41回高校生写真展」には、県内34校から287点の応募があった。その中で、旭陵高校写真部から中澤茉莉さん(1年)と勝股孝一君(3年)が上から2番目の賞である「特選」を受賞、末廣一瑳(かずさ)君(1年)は3番目の賞である「入選」を果たした。
中澤さんの作品は、ズーラシアで亀の置物の隙間から覗き込む子どもを撮影した「覗いた先は」。中澤さんは「見てる先はわからないけど、いいかなと思って出した」とコメントした。勝股君の作品は、下校途中に四季の森公園でコイを接写した「水に生きる」。勝股君は「真正面で撮れてよかった。水の波紋もきれいに出せた」と笑顔で話した。末廣君はズーラシアで行われた羊のショーの一場面を激写。「みてくれてありがとう」と名付けた一枚には笑顔の係員と羊が写り、「羊が笑顔のように見えるのがポイント」と振り返った。
笑顔溢れる書道部
「第51回高等学校書道展」には県内75校が参加した。書道部では、上から2番目の「高文連会長賞」を松田沙菜さん(2年)が受賞し、島田栞さん(2年)と天野祥吾君(1年)が特選に入賞。団体でも優秀賞を獲得した。
松田さんの作品は「行草(ぎょうそう)」という書体。36字を書き上げるのに約30分、100枚近くを書き上げたという。「大人っぽくてかっこいいから」と行草に取り組む松田さんは、今回の結果を受け「頑張ってよかった。でも逆に、もうちょっと頑張ればよかった」と笑顔で語った。また、島田さんは「篆書(てんしょ)」、天野君は「仮名」での入選。島田さんは「一つひとつの字を極めて、来年はもっと上を狙いたい」、天野君は「今回は努力賞みたいなもの。次は実力で勝ち取りたい」と抱負を語った。
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