6月に旭交通安全協会の会長に就任した 小磯 守さん 川島町在住 71歳
「出会いが人生の財産」
○…学校での交通安全教室や街頭でのキャンペーンなどの活動を通して、区民の安全意識の向上を目指す旭交通安全協会。会長に就任以来、関係団体の集会に出席するなど、多忙な毎日を過ごす。8月は学校が夏休みであることもあって、例年事故の多い時期。「旭区は駅に自転車で来る人が多いが、斜め横断や逆走など、運転マナーが悪い人もいる」。区民の安全のため、常に注意を呼びかける。
○…同協会の活動に関わって31年目になる。きっかけは交通安全指導員をしていた友人からの誘いだった。「当時勤めていた会社の理解もあって、積極的に活動に参加していました」。仕事に向かう車の中には、常に指導員の制服を積んだ。交通安全活動に取り組むうちに自身の意識も変わってきた。「運転にはすごく注意するようになりました」。今では、子どもたちにも顔を覚えられる存在に。「私服の時でも道ですれ違うとあいさつをしてくれる。やっていて力をもらいます」とやりがいを実感する。
○…旭区で生まれ育った。高校卒業後、大手家電メーカーに就職。半導体の営業マンとして全国を飛び回った。仕事を通じて得たものは多くの出会い。「僕の財産は人です」。出会った人たちを大切にしてきたから、何年も連絡を取っていない人に突然電話をしても「明日会おう」という運びになる。「人を大切にすると自分も成長できる。また自分の周りのことを見極められるようにもなった」。数多くの縁があって、今も複数の会社で仕事として、自身の培った営業のノウハウを伝える日々を送る。
○…私生活も多忙である。ゴルフやお酒など趣味も多い。川島町を拠点に、獅子舞「笠囃子」を伝える活動をしている「笠はや志保存会」にも所属。小学校や夏祭りなどで活動を行っている。公私ともににぎやかな日々だが「止まったら死んじゃうんじゃないか」と笑う。誰かとの新しい出会いが今日も楽しみだ。
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