神奈川県の黒岩祐治知事が8月24日、若葉台団地を訪問した。若葉台地区は高齢化が進んでいるが、居住者の要介護認定率は全国平均以下。黒岩知事らは団地内の拠点の視察や意見交換を行い、県内他地区での取り組みの参考にしていくという。
今回の訪問は黒岩知事が県内各地を訪れる「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」の一環。若葉台地区では居住者の高齢化率が47・8%と全国平均(28・0%)を大きく上回っているにも関わらず、要介護認定率は12・2%で全国平均(18・0%)以下となっている(2018年3月末時点)。数字が示すように、元気で健康な高齢者が多いことから、同地区での取り組みを視察するに至った。
100歳でも健康に
黒岩知事らは、先日県の未病センターに認証された「地域交流拠点ひまわり」や子育て支援に取り組む「親と子のつどい広場そらまめ」、「居宅介護支援事業所・訪問看護ステーションあさがお」といった団地内の拠点を視察。ひまわりには100歳の利用者もおり、黒岩知事は利用者や拠点のスタッフたちの声を聞きながら活動の様子を見て回った。その後は、自治会やNPO法人の関係者らとの意見交換を実施。黒岩知事らは、同団地の歴史から、活発に活動する自治会やスポーツ・文化クラブなどの取り組みについて説明を受けた。未病の改善による健康寿命の延伸を推進している黒岩知事は「人生100歳時代という中で、若葉台では健康に年をとるという目指すものが実現できていて他地区のモデルになる」と話した。
団地内を案内した若葉台連合自治会の山岸弘樹会長は「これまでの若葉台の取り組みは間違っていなかった。今後も県や県住宅供給公社、まちづくりセンターなどと連携し、取り組みを進めていきたい」と話した。
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