(株)横浜DeNAベイスターズの社長として球団の舵を取る 木村 洋太さん 都筑区出身 39歳
世界一のチームを目指し
○…プロ野球の事業収益は従来から観客動員が柱となっている。そのため、コロナの感染拡大防止のための動員制限は事業全体に大きな影響を及ぼした。そんな中で昨年4月に球団社長に就任し、社員一丸となって試行錯誤を続ける。「何かしなきゃ、でもなかなかうまくいかないという苦しい状況が続いた。ただ、この間のチャレンジはきっと今後のプラスアルファになるはず」
○…社長として見据えているのは「世界一のスポーツチーム」という。「横浜というこんな大きな街でやらせていただいている以上、そこを目指すべき」。その大目標に向けた組織づくりが自身の使命だ。「毎年飛躍的に成長する組織でないと、世界一はめざせない。昨年のコピペではダメ」。従業員にも挑戦する姿勢を求めている。
○…都筑区出身。茅ケ崎台小を卒業後は筑波大附属駒場中高、東京大に進んだ。ハマスタには子どもの頃から父に連れられて足を運び、観戦は一つの趣味に。「やっぱり98年優勝の年は、球場も関内の街もすごい雰囲気だった」と振り返る。同大大学院卒業後はコンサルティング会社に勤めてビジネススキルを磨き、2012年に球団に入社。マーケティング部門などを中心に事業本部長、副社長を歴任した。
○…チームは昨季最下位に沈んだが、ドラフトやコーチ陣の刷新など明るい話題も多い。「春には期待感をもって球場に足を運んでいただけるはず。どうお迎えするか、今まで以上のものを示さないといけない」と気を引き締める。感染対策はもちろん球場を盛り上げる工夫にも余念がない。「『野球ってこんなもんだよね、前と同じ』とは思われたくない。球場の一体感やビッグプレイを忘れられない思い出にしてもらえたら」
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