美化運動の推進功労者に 今後の取り組みにも意欲
神奈川県は平成23年度の神奈川県美化運動推進功労者と環境整備功労者をこのほど決定した。港南区からは唯一、日野南連合自治会の淡路伸勝会長が美化運動推進功労者に選ばれた。淡路会長は11月9日、県庁本庁舎で黒川雅夫副知事から表彰状を授与された。
美化運動推進功労者表彰は公園や道路などの清掃活動や花いっぱい運動などの美化活動を10年以上にわたって年4回以上継続的に実施しており、その業績や功労が顕著で他の模範となる個人、団体を表彰するもの。今回は県下で個人16人と15団体が選ばれた。
淡路会長は昭和63年に港南つつじヶ丘自治会の会長に就任後、日野南公園など自治会内にある公園の清掃体制を構築。それまで行政に頼っていた公園の清掃を住民主体に転換したことに加え、環状3号線の清掃も実施した。また、平成18年に日野南連合自治会の会長となってからは、住民の高齢化をふまえ、公園内に清掃道具の置き場を整備して清掃しやすい環境づくりを進めたほか、清掃機材のメンテナンスを当番制にするなど、住民による清掃体制の充実に努めてきた。個人としても野村港南台・港南つつじヶ丘自治会館の周囲を週1回程度、清掃を続けているという。
一方、ごみの減量やリサイクルを進めようと昨年度まで実施された「G30行動」についても分別の重要性を説くなど普及啓発活動にも取り組んでおり、今回の受賞はこれらの活動が総合的に評価されてのものだった。
淡路会長は「街がきれいになれば、犯罪や放火を防ぎ、安全安心の住みやすい街になる」と話し、今回の受賞に対しては「活動に取り組む姿勢が評価された」と喜びを語った。
また、今後の取り組みとして、高齢者の1人暮らしや2人暮らしが増えている現状を踏まえ、現在は市が実施しているごみの個別回収を連合内で「共助」としてできないか検討するという。また、ごみの分別を今以上に徹底するほか、世帯数に対して、ごみ収集のブロックが不均衡であるケースがあるとして、その適正化なども取り組みたいと話すなど、今後の活動についても意欲的に語った。
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