区連会高森氏 協働推進し、大臣表彰 安全安心の社会に尽力
総務省は11月29日、自治会等地縁による団体功労者に対して同省内で総務大臣表彰を行った。港南区からは港南区連合町内会長連絡協議会会長で、日野第一連合町内会会長の高森政雄氏が受賞した。
同表彰は、良好な地域社会の維持及び形成に顕著な功績があった人に贈られる。2013年度は全国から94人が受賞し、神奈川県下からは9人が選ばれた。
高森氏は1998年から吉原町内会(当時)の会長を務め、同町内会が2010年に再編された後も吉原東町内会の会長として現在に至る。02年には日野第一連合町内会の会長に、06年には港南区連合町内会長連絡協議会の会長に就任。区民側の代表者として行政と区政全般について協議を続けてきた。
高森氏は受賞について「1人で頂いた賞ではなく、多くの人の力添えがあった」と周囲への感謝の言葉と共に「今後も自治会町内会の活動を活発化させたい」と話していた。
根底に「協働」意識
防災や防犯、防火、交通安全、福祉に加え、クリーンアップなども含めて自治会町内会の役割は多様化しているが、一方で行政からの助成金は削減傾向が続く。そういった状況でも高森氏は「自分たちの街は自分たちで良くしていかなければならない。地域の活動は助成金ありきではない」と力を込める。行政への要望だけではなく、住民と行政の「協働」へと舵を切ったことも功績として大きい。現在では区内15の連合自治会町内会が地区別に意見交換会を開き、より良い地域にするために議論を深めるなど協働の姿勢は港南区に根付いてきた。
高森氏は「次世代の子どもたちにより良い環境を引き継いでいかなければならない。安全安心の社会のために自治会町内会が行政と協働で取り組んでいくことが重要」と語っている。
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