ＮＹの国連本部を訪問 下野庭小６年 中南さん
ランスキー＝ティフェンサル氏とピースメッセンジャー（右端が中南さん）
７月に横浜市内の小中学生を対象に開催された「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」で市長賞を受賞した下野庭小学校６年の中南（なかみなみ）綾香さんが、10月27日から11月２日まで「よこはま子どもピースメッセンジャー」としてニューヨークの国際連合本部などに派遣された。
派遣されたのは中南さんのほか、山下颯斗（はやと）君（元街小学校６年）、鄭（ていちひん）智彬（ていちひん）さん（港中学校３年）、中村萌芳（もえか）さん（軽井沢中学校３年）の計４人。４人は国連本部でピーター・ランスキー＝ティフェンサル国連広報担当事務次長と会見し、「みんなで命の大切さを考え、あたたかい気持ちになれるような世界をつくっていきましょう」と記したメッセージを届けたほか、昨年度分の「よこはま子ども国際平和募金」１１２４万５３５８円の目録を進呈した。そのほか、高須幸雄国連事務次長、国連日本政府代表部の梅本和義特命全権大使、ユニセフ本部のドミニク・ハイド事務局次長と会見したほか、世界１２５カ国の子どもが通う国連国際学校に体験入学し、子ども同士の交流も図った。
中南さんはランスキー＝ティフェンサル国連広報担当事務次長との会見で「平和を実現するにあたって、一番大事なことはなんですか」と質問し、同氏から「相手を尊重して相手の立場で考えること、話し合いで解決することが大切」と返答があったことを明かしたほか、国連国際学校への体験入学では同世代との交流に「言葉は通じなかったけれど、普通に馴染めて仲良くなれた」と感想を語った。
中南さんは初めての海外。国土の広さや様々な言語が飛び交っていたこと、夜でも明るく賑やかなタイムズ・スクエアに驚いたと感想を話したほか、「この経験を生かして、国際的な仕事に就きたいと思いました」と意欲を語った。
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