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港南区・栄区版 公開:2014年4月10日 エリアトップへ

横浜明朋高校の初代校長として4月10日に入学式・開校式を行う 岡野親(ちかし)さん 都筑区在住 52歳

公開:2014年4月10日

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異色の学校目指す

 ○…県立高校としては2校目となる多部制定時制高校「横浜明朋(めいほう)高校」が旧港南台高校の地に誕生する。開校準備に奔走する日々も終わり、職員32人を率いて4月10日の入学式で1期生279人を迎え入れる。「これから歴史を作っていく生徒たち。期待しかありません」と大きな笑顔で語る。

 ○…夜間ではなく午前部と午後部に分かれ、昼間に通う定時制。4年間での卒業を原則としながら、授業の取り方によっては3年間での卒業も可能だ。今までさまざまな理由で学校に通うことや、学ぶことにうまくいかなかった生徒たちも多い。だが、夜間ではなく、ほかの高校生と同じように昼に学校に通いたい、そんなニーズに応える。「これからの人生に希望を持ってほしい」。その思いを胸に生徒とコミュニケーションをとっていくつもりだ。

 ○…大阪府堺市の出身だが、小学生の時に横浜へ。教師を目指すきっかけは中学1年生の時。理科の授業で恒星について自分で調べて同級生に教える機会があった。結果は大成功で、「同級生からも先生からも褒められて。人に教える快感を知ってね」と当時を振り返る。一途な思いで教員を目指すが、大学受験で1度、教員試験で2度失敗。「それでもね、めげないんですよ。楽観主義なもので」と笑い、予備校生や非常勤講師を経験できたことは大きいと前向き。「ピンチはそう長くは続かない」。いつも心に置く言葉を話し、「そういう明るさが必要な生徒もいるだろう」。

 ○…「定時制の中でも異色の存在になりたい」。生徒の社会的自立を第一に考え、近隣企業や店舗で行うインターンシップなどのキャリア教育も含め、地域住民と交流する場を思い描く。港南台高校から横浜立野高校、そして明朋高校へ。地域もずっと生徒を見守り続けてきた。その思いを感じながらの船出だ。開校に先立ち、出来上がった校歌は「希望の名前」。新しい学校に相応しい曲だ。

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