神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2015年7月2日 エリアトップへ

EPA看護師候補生として南部病院に勤務する ブー・ティ・リエン・フオンさん 市内在住 27歳

公開:2015年7月2日

  • LINE
  • hatena

憧れの日本で看護を学ぶ

 ○…2014年6月にベトナムから来日。南部病院初のEPA看護師候補生として、同年8月から働き始めた。両国で違いもある看護師の仕事内容。日本では看護師は日常的な患者のケアも行うが、ベトナムでは医療補助が主な仕事。両国での文化や仕事の違いを少しずつ受け入れながら、新鮮な日々を過ごす。

 ○…ベトナム東北部のフート省出身で3人きょうだいの一番上。ベトナムでは看護師は教師などと並ぶ人気の職種の1つで、子どものころからの夢だった。短期大学を卒業後、22歳で念願の看護師になり、病院などで数年間勤務経験を積んだ。そんなとき、日本でのEPA看護師候補生を募集していることを知り、「家族にも薦められて、応募を決意した」。ベトナムでは日本は観光地として知られていたことや、日本の映画や漫画も多く親近感もあった。「子どものころからきれいな桜や着物、富士山のイメージが強かった。工業も発展していて、新しい文化も多い」。日本に対する憧れや好奇心も強く、ベトナムを離れて働くことに迷いや不安はなかった。

 ○…EPAのプログラムで、来日前に1年間日本語や医療環境を学んだ。現在は内科病棟で看護助手として勤務するほか、国家試験に向けた学習にも励む。「忙しいときは走ることもあって大変」と苦笑いするが、周囲とのコミュニケーションは楽しんでいる様子。「日本語を間違えて笑われちゃうこともあるけど、患者さんからことわざを教わったり、お土産をもらったりもする」と笑顔。昨年夏には地域の夏祭りにも参加し、「初めて浴衣を着た」と嬉しそうに話す。

 ○…「(ベトナムでも)今後、看護師が日常的なケアをするようになってくると思う」。休日も勉強に励み、来日してからは1度も帰省をしていない。「日本で看護師として働きたい。そして家族や周りの人もケアできたら」。強い信念を持ち、異国の地で看護を極める。

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

港南区・栄区版の人物風土記最新6

加藤 正基さん

栄消防団長に就任した

加藤 正基さん

栄区長尾台町在住 64歳

4月25日

松永 朋美さん

4月1日付で栄区長に就任した

松永 朋美さん

旭区在住 54歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

大窪 太郎さん

3月19日付で栄警察署長に就任した

大窪 太郎さん

鎌倉市在住 54歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook