港南台地域ケアプラザの所長として10月13日と17日にケアプラフェスタを開催する 増田 哲也さん 藤沢市在住 61歳
まちに溢れるご縁を繋ぎ
○…毎年恒例となっているケアプラフェスタは、地域住民と一体となり作り上げているイベント。ケアプラザは昨年20周年だったが、今年は近隣のタウンカフェ、プレイパークが10周年を迎え、その記念講演も盛り込んだ。「色々な人との繋がりの中で20年があったはず。貴重なパートナーの歩みも知ってもらいたい」。13日の港南台バーズでは、振り込め詐欺がテーマの寸劇に出演予定で、「手作り感が前面に出ちゃうかもしれないけど、地域の人たちに楽しんでもらえたら」。
○…山形生まれ、横浜育ちで、大学卒業と同時に横浜市に入庁。神奈川区役所では地域振興課や福祉保健課という住民に近い部署で働き、「地域のことは住民に教えてもらうことばかりだった」と明かす。住民から何を求められているのかを常に考えてきたが、「ケアプラザでは特にそれが重要。ただ港南台のまちには一緒に動いてくれる人が多いので、理想的に運営されてきている」と笑顔を見せる。
○…所長には今年5月に就任。その前の1年間は、市の被災地派遣職員として宮城県の山元町で過ごした。海沿いにあり、3・11では町の約半分の地域が津波にのまれた。遺跡が発掘されることも多いため、震災復興事業などに伴う文化財調査が主な業務だったが、「職員が少ないので課を越えて駆り出されることが多く、それが良い経験だった」。高速道路の開通イベントにはAKB48のメンバーも訪れるなど、「新たな町づくりのために、様々な人が今も全国から駆けつけている。そのこと自体も、もっと知ってもらえたら」。
○…仕事帰りには「良い映画をやってるからつい…」とシネサロンに立ち寄って気分転換も。所長として「まだ初心者マーク」と謙虚さをにじませるが、「職員は各専門分野のプロ。皆がうまく力を発揮できるような環境を整えていくことが自分の役割」と力強く語る。まち中の「ご縁」を大事に、明るい笑顔で人を繋ぐ。
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