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園長としてNPO法人「こどもの広場もみの木」設立20周年を迎え、リリスで作品展を開く 尾上 陽子さん 藤沢市在住 63歳

掲載号:2018年2月8日号

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大空の下のびのび保育を

 ○…”園舎のない幼稚園”として活動を続けてきた「NPO法人こどもの広場もみの木」が今春20周年を迎える。あす9日から11日まで栄区民文化センターリリスで開く子どもたちの作品展「てんてんてんらんかい」も今回で20回を数える。これまで同園から巣立って行った子どもたちは145人。「子どもたちと過ごした時間は、なにものにも代え難い宝物です」と感慨深げな表情で語る。

 ○…園舎を持たず、保育は舞岡公園や上郷森の家など屋外で保護者と共に取り組んできた。雨が降れば合羽を着て散策し、暑い日には思いきり水遊びを楽しむなど「自然に密接した保育」がモットー。設立のきっかけは関わっていた保育グループの解散だった。「残ったのは5歳児が7人。この子たちの関係を途絶えさせて良いのか」と葛藤する中、保護者から「屋外保育」の共同運営を提案された。費用を抑え、子どもたちは自然に触れながら成長できる――。「子どもたちは今までと変わらず過ごせるし、保護者からもいつも子どもを見守れると喜ばれた」。それが今に続いている。

 ○…社会人になるまで幼児教育とは無縁の生活だった。転機は親友の出産。「彼女が子育てに奮闘する姿を見て『子どもっていいなあ』と思って」。それ以来、OL業のかたわら保育の勉強を始め、資格を取得。26歳で幼稚園の教諭に。「新人の頃は失敗ばかり。でも、いつも保護者の方々が励ましてくれた」と振り返り、園長となった現在も、「お母さんたちへの感謝と尊敬の気持ちを忘れない」。

 ○…夫と二人暮らし。「子どもがいない私にとって、この子たちは自分の子同然」と、園児を慈しむ姿は優しさに溢れている。今でも卒園生との交流は続いており、「みんなそれぞれの人生を立派に歩んでいて嬉しい」とにっこり。「これからもずっと子どもたちの成長を間近で見届けていきたい。もっと頑張ります」と目を細めた。

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