港南区・栄区版 掲載号:2018年5月17日号
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神奈川航空少年団の団長として「航空人」の人材育成に取り組んでいる 米山 潔さん 栄区飯島町在住 70歳

子どもたちの夢育てたい

 ○…「先輩たちが築き上げてきたことを引き継いできた。空の安全を啓蒙する活動としても大切」。神奈川航空少年団はボランティア活動として航空人の育成を目的に1990年に発足された。3年前の春、第7代団長に就任し、活動を取りまとめてきた。「安全に、楽しく、団員のために」が団のモットー。「子どもたちの夢を育てていきたい」と思いは熱い。

 ○…少子化の中、とりわけ団員の増員に取り組んできた。現在、団員は小学校1年生から社会人まで45人と賑やか。活動は航空業界の出身者を中心とする役員が支えている。子どもたちに興味を持ってもらおうと、活動行事はJAXA見学やパラグライダー飛行、飛行シミュレーターなど貴重な体験ばかりだ。「自分が何年もかかってきたことを、子どもたちは素直だからすぐに覚えてしまうよ」と目を細める。

 ○…「パイロットの仕事の魅力は、知らない世界をたくさん見ることができること」。東京都世田谷区出身で全日空の元パイロット。国立大に進学し、原子物理学を学んでいた2年生の時、全日空のパイロット募集の新聞広告に目が止まった。何となく受けてみると、8次試験まで通過し、3年生の夏には全日空に入社した。日本航空機操縦士協会の役員に就くまでの飛行時間は約1万5760時間。世界の空を飛び回った。

 ○…いつも子どもたちに伝えていることがある。「パイロットになるためには身体を大切にすること、学校の勉強をよくすること、友達を多く作ること。この3つがあればどの世界でも通用する」。団員の子どもたちの夢はパイロットやキャビンアテンダント、整備士などさまざま。「今の子どもたちは大きな夢ではなく、目先のことに目が向いている。大きな夢を持ってほしい」

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