中学生が防犯活動の取組やアイデアを報告する「港南区中学校防犯サミット結果発表会」が10月31日、南高校附属中学校で開かれた。港南区内で取組がスタートして今年で10年。中学生の非行防止から振り込め詐欺対策、ネットのトラブルまで時の流れとともにその取組も多種多様に広がっている。
防犯サミットは港南警察署の独自の取組として、中学生に身近な犯罪について研究してもらうことで非行防止や犯罪に巻き込まれない意識を高めることを目的に企画。現在では研究する犯罪も多種多様となり、各地域に広がっている。
今年の同サミットには港南区内の全中学校11校の生徒約60人が参加した。
港南中学校は生活委員会のメンバー7人が担当。「もう、だまされない!〜広げよう!詐欺被害防止の輪〜」と題し、3つの連合町内会を対象に同校で作成したDVDを使って詐欺被害防止講座を実施した取組を紹介した。
そのほか笹下中学校が薬物の危険性を訴え、東永谷中学校と丸山台中学校が不審者対策を報告した。また、日限山中学校と上永谷中学校はSNSなどのネットに関するセキュリティの重要性を訴え、日野南中学校では中学生が身近に関わってしまう違法行為として肖像権の問題を指摘した。
中学生の報告に熱心に耳を傾けていた港南警察署の田村淳一署長は「皆さんの防犯や交通安全への取組に熱意を感じる。振り込め詐欺は増加傾向にあるので、中学生が考えてくれた取組を今後の活動に取り入れていきたい」と話した。
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