地元の芸術家の作品に親しんで子どもたちの創造力の育成を――。栄区美術家協会が創立30周年の記念事業として、区内にある21の公立小・中学校、特別支援学校へ会員の作品を寄贈する取組を進めている。会員の松崎四郎さんが描いた絵が小山台中学校へ寄贈され、今月7日、式典が開かれた。
全校生徒を前に「人の手では作られない自然の美しさを描くことに挑戦した作品。生徒の皆さんが一瞬でも晴れやかな気分になってもらえたら」と松崎さん。
同会は栄区やその近郊に住む美術家や工芸家らで構成され、美術を通じて地域文化の発展に取り組んでいる。創立30年を迎えた2016年から、小・中学生に想像力を高めてもらう一助になればという思いで企画を進めてきたという。
今後、各学校に寄贈される作品は同会が各学校の校長へ呼びかけ、年に2回行われる展覧会で出品されたものから選んでもらうという。
同校生徒会長の渡部薫さん(2年)は「色鮮やかな絵で感動した。こんな素敵な絵を寄贈してもらう第1号として誇らしい」と話した。
同校の石川博校長は「日々の生活に絵がある良さを生徒たちに感じてほしい」と話している。
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