港南区・栄区版 掲載号:2019年1月31日号 エリアトップへ

横浜いのちの電話 慢性的な相談員不足 費用・時間がハードルに

社会

掲載号:2019年1月31日号

  • LINE
  • hatena
電話対応する相談員
電話対応する相談員

 病気や対人関係に悩む人らの自殺を防ぐため電話相談を無料で行う社会福祉法人「横浜いのちの電話」(【電話】045・335・4343)。ボランティア相談員が対応にあたるが、慢性的な人員不足に悩まされている。対応人数が限られるため、およそ20回に1回しか電話がつながらない状態だ。

◇◇◇

 横浜いのちの電話は「眠らぬダイヤル」として、1日約60件の相談を受ける。相談員は1日24時間を5交代で対応。最低2人以上が常駐するため、1カ月でのべ320人の相談員が必要だ。現在、稼働している相談員は約180人。花立悦治事務局長は「厳しい状態が続いている」と話す。

 1990年代は100人を超える応募がありピーク時には310人が在籍したが、減少傾向に。横浜いのちの電話は毎年12月から2月中旬まで相談員を募集しているが、定員40人は埋まらない。

 一方、相談件数は昨年度2万1372件で、3・5%から5%の着信率(電話がつながる確率)となっている。

 また、他都市では電話だけに頼らず、インターネット相談を行うセンターも。だが「ノウハウがない」「即時性が薄い」などの理由から、横浜の事務所では未導入だ。「直接話すにこしたことはない。間口を広げて電話にどうつなげるかが大切」と花立事務局長は話す。

”やりがい”が支え

 人員不足の一因に、相談員になるためのハードルの高さがある。昨年度は20人の応募があったが、適正審査や研修を経て最終的に相談員になったのは4人だった。

 応募者は1年間の研修のほか合宿への参加が必要で、費用は自己負担。今年度から使用施設の見直しなどで昨年度比約1万5000円減額したものの、依然として5万5千円と合宿費2回分がかかる。「費用を下げれば増えるとは思っていないが、少しでも負担をかけずにできれば」と話す。

 ボランティアの負担は軽くないが、「相談が終わる時に暗い声から明るい声になると、よかったなと心底思う」とやりがいを話す花立事務局長。「1人でも多くの悩みに対応したい」――そんな思いで、応募者を待つ。

港南区・栄区版のトップニュース最新6

中高生の文化作品ずらり

11日から

中高生の文化作品ずらり 文化

市民団体が発表の場企画

12月5日号

15年ぶりVへ、王手

横浜FM

15年ぶりVへ、王手 スポーツ

7日、日スタで最終節

12月5日号

冬の節電「楽しんで」

栄区役所

冬の節電「楽しんで」 社会

前年同月以下でプレゼント

11月28日号

マーチング2年ぶり全国へ

下野庭小

マーチング2年ぶり全国へ 文化

小編成で「金賞」目指す

11月28日号

港南・栄で移動販売開始

ダイエー

港南・栄で移動販売開始 社会

高齢化団地など重点的に

11月21日号

脱プラへ 木製ストロー

横浜市

脱プラへ 木製ストロー 社会

推進めざし独自開発

11月21日号

街歩きイベント初開催

横浜港南台商店街

街歩きイベント初開催 社会

あさって16日 抽選で賞品も

11月14日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月4日0:00更新

  • 1月28日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年12月5日号

お問い合わせ

外部リンク