栄区内の市民の森愛護会のメンバーや森づくりボランティア、行政職員らが集まって意見を交わす交流会が8日、上郷町の「横浜自然観察の森」自然観察センターで開かれた。各市民の森の活動を報告する中で、後継者不足の課題が浮き彫りとなった。
栄区は区域の約4割が緑地で、市民の森が5カ所あり市内でトップの数を誇る。こうした自然豊かな環境を生かした施策やまちづくりに生かそうと、栄区役所が交流会を主催。飯島・上郷・瀬上・荒井沢・鍛冶ケ谷の区内5つの市民森愛護会メンバーと上郷森の会、瀬上さとやまもりの会、本郷ふじやま公園運営委員会、横浜自然観察の森友の会のメンバーが参加した。
栄区役所の職員から2019年度の栄区の取組として、広報PRやフォトコンテストの開催、自然体験教室の実施などが発表された。
小山内いづ美区長は「皆さんの活動とともに栄区の森が豊かになっている。保全活動や安全対策に感謝している。これまでの成果が次のステップになることを期待している」と参加者への感謝の念を示した。
参加者からは「手つかずの場所もあったが、支援もあり、ここ数年で樹林地の整備が進んだ」「多くの人の協力で長年の活動が維持できている」といった声が上がり、森づくりが進む報告があった。
一方で「会員が減少し、当初の半数以下となった」「愛護会結成時の設立メンバーがそのまま持ち上がり、今では高齢化が進んでいる」「無理のない部分でできる活動にしている」といった後継者不足の課題も浮かび上がった。
|
<PR>
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>