横浜市はこのほど、都市計画マスタープラン栄区プラン『栄区まちづくり方針』の改訂原案を公表した。昨年12月に公表した改定素案に対する市民からの意見を反映し、空家対策や市民の森の魅力発信などについて新たな文言を盛り込んだ。
都市計画マスタープランは地域の都市計画に関する長期的な基本方針。まちづくり方針は概ね20年後を見据えた将来像や取組を示している。前回の策定から14年が経過し、社会状況や区民意識の変化に伴う対応が必要となった。
今回公表した改定原案の「住居系土地利用」には新たに「空家化の予防や管理不全な空家の増加防止に向け、所有者、行政、地域などの多様な主体が連携して取り組む」の文言を追記。若い世代の流入を促進する方策として「身近な生活利便施設の導入や交通利便性の向上、土地利用に関する制度の見直し等」を具体的に盛り込んだ。
また都市環境・魅力の方針の「区民が主体となった緑地と水辺の管理・活用」の項には「横浜自然観察の森や市民の森等は、豊かな自然環境とふれ合える場として活用を進めている。これらの地域資源の魅力発信等にも取り組む」と追記した。
昨年12月に公表した改定素案の意見募集には、50人から145件の意見が寄せられた。そのうち、15件を今回の原案に反映させ、54件を今後の参考にするとしている。29件は意見の趣旨が素案に含まれているケースだったという。
改定原案は栄区役所区政推進課(同区役所4階)や栄図書館などで閲覧できるほか、栄区のホームページで見ることができる。栄区役所では現在、原案に対する市民意見を募集している。7月11日まで。
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