港南区の大久保最戸地区の夏の風物詩「縁日と映画の夕べ」があさって7月27日、桜岡小学校校庭で開かれる。地域の子どもたちにとって同窓会の場にもなっている。今年で30回目の節目を迎える。
主催するのは地元の子ども会や各種団体などで構成する同実行委員会(田野井一雄実行委員長)。
上大岡地区では昭和20年頃に縁日や野外映画鑑賞会が行われ、近隣の子どもたちの楽しみだったという。こうした地域の伝統を残そうと、30年ほど前に地元の子ども会の会長を務めていた田野井実行委員長ら地域の有志によって始まったという。荒天などで中止したこともあるが、今年で30回目の開催になる。
近年は毎年3千人ほどの人出で賑わっている。小中高生や小さい子ども連れの来場者も多く、ボランティアとして手伝う中学生もいる。地域の同窓会の場にもなっているという。
催しは飲食の模擬店やゲームなどの縁日コーナーがあるほか、音楽やダンスなどのパフォーマンス、映画上映会、消防ヘリコプターの上空登場などがある。午後2時から8時まで。雨天の場合は校舎内で開く。
田野井実行委員長は「時代が変わっても変えてはいけないものがある。向こう三軒両隣という精神がなくなり、子どもの声がうるさいといわれる今、こうして地域一丸で続けられることが大切」と話している。
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