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平和スピーチで市長賞 港南・栄の小中学生

教育

掲載号:2019年9月5日号

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桂台小学校の栗原理愛さん
桂台小学校の栗原理愛さん

 「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」が7月23日、24日に西公会堂で開催され、桂台小学校6年の栗原理愛さんと上永谷中学校3年の金子璃珠(りじゅ)さんが最高賞となる市長賞を受賞した。今後は「よこはま子どもピースメッセンジャー」として国連本部への訪問が予定されている。

 同コンテストは各区代表の小中学生各1人が参加し、貧困や飢餓、環境、平和などさまざまな視点から子どもたちが国際平和に対する思いを発信するもので今回で24回目を迎える。今年は市内各小中学校から約5万人が参加した。

互いを認めあう

 栗原さんのタイトルは「思いやりの心でいっぱいに」。このテーマにしたきっかけは学校の友達に脳性マヒがある妹のことを話しても興味を持ってもらえず、新しい友達にも話しにくさを感じたことからだった。そこで実際に障がい児医療センターでボランティアを行い、差別についても調べていくことで、障がい者だけではなく、悩みを抱えている人の気持ちを想像したり、互いに違いを認め合ったりすることが大切だと考えたという。

 栗原さんは「受賞をきっかけに周りの友達へも妹のことを知ってもらうことができた」と話し、将来の夢は「障がいがある人のサポートをすること」と笑顔で話した。

性別に縛られない

 金子さんのスピーチのタイトルは「誰もがなりたい自分になれる社会を」。性的マイノリティや世界が抱えるジェンダーの問題を正しく理解することや異なる価値観を認めることについて考えを述べたもの。

 このテーマには金子さんが小学校の頃、男の子に憧れを持ち、髪を短くしたり、毎日黒のジャージ上下の格好で登校していた自身の体験をもとにしている。

 初めは気にしていなかったが、中学校に上がり、スカートで登校するようになると周囲からは「男のくせに」と言われ、嫌悪感を抱くようになったという。「日本には『男らしさ』『女らしさ』という概念が強くあり、社会でも男女の差に違いや理不尽な差別もあると感じる」と話す。解決のためには見ないふりや無関心という風潮をなくし、多様な生き方を認める社会の構築が大切だと話した。

 受賞については「小学校6年の時からコンテストに挑戦していた。念願が叶ってうれしい」と話した。

 ピースメッセンジャーとして約1週間滞在するニューヨークでは国連国際学校やユニセフ本部、国連本部を訪問し、国連事務総長との会談も予定されている。

 栗原さんは「外国の文化を学んだり友達を作りたい」と胸を弾ませた。

 金子さんは「ジェンダーに関してオープンな外国の意見や過程を聞きたい」と抱負を話した。

上永谷中学校の金子璃珠さん
上永谷中学校の金子璃珠さん

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