永谷地区センター「オータムブラスフェスティバル」にゲスト出演した 椿 義治さん 飯島町在住 35歳
自分の「好き」を積み重ね
○…プロのサクソフォン奏者として関東圏内を中心に活動。ソロだけでなく、小編成吹奏楽団「シュピール室内合奏団」のメンバーとして幅広い演奏活動を行っている。先日、永谷地区センターで行われた「オータムブラスフェスティバル」にはゲスト奏者として参加した。「ネットで簡単に音楽が聴ける時代だが、生の演奏に触れる機会になればうれしい」と話す。
○…生まれも育ちも栄区飯島町。幼少期はスポーツ少年で、中学生まではサッカーにのめりこんだ。中学生の時にはサッカーの傍らバンドブームの波に乗りバンドを結成。ドラムを担当したが、当時は「音符の意味も分かららずにドラムを叩いていた」と笑う。
○…サックスを始めたのは高校生の時。先輩が演奏していたのを見てかっこいいと思ったことがきっかけだった。負けず嫌いな性格だったことと、サックスに魅力を感じ、音楽大学に進むことを決めたが、音楽の知識がなく猛勉強。「やるからにはプロを目指したかった」と話す。大学入学後も着実に演奏の技術を磨き、大学院卒業後は大学推薦者のみが参加できる新人演奏会に参加した。卒業後は地元に戻り音楽活動を開始。「憧れだった人と共演できることがモチベーションにつながっている」と笑顔。さまざまな人からの共演の依頼もあり、それによる人とのつながりも作ることができたという。
○…「自分にはサックスしかない」と謙遜する一方、「音楽が好きだから、楽器が好きという好きの積み重ねがあったから頑張れた」と話す。「音楽に正解はない。音楽が好きという気持ちをもって、趣味の範囲でも長く続けていける人を増やしていけたら」と後進の育成に力を入れていく。
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