コンビニエンスストアに高額な電子マネーの購入で訪れた高齢者に店員が声をかけて詐欺被害を防止――。そんな事案が港南区内でも多数あり、港南警察署は引き続き、コンビニエンスストアや金融機関などに協力を呼びかけ続けている。12月17日には、特殊詐欺の被害発生を未然に防いだとして、港南区内のセブンイレブン横浜港南台店、横浜上大岡郵便局、横浜丸山台郵便局がそれぞれ感謝状を受けた。
セブンイレブン横浜港南台店のケースでは高齢女性が4万5000円分のグーグルプレイカードの購入を申し出たところ、様子に違和感をもった店員が事情を詳しく聞き、警察に通報しつつ女性を引き留めて、被害を防いだ。
また横浜上大岡郵便局と横浜丸山台郵便局のケースはいずれも、還付金を受け取る手続きについて尋ねてきた高齢者に対して局員が具体的な確認などを行い、区役所をかたった詐欺の被害を未然に防止したという。
港南警察署の菅野重和署長は「犯人検挙と未然の防止は両輪でやっていかなければならないが、民間のみなさんの声がけによる阻止は私たちにとっても励みになる」と語った。今年の港南区内の特殊詐欺の被害件数は12月16日までで58件、被害額は約1億100万円。昨年同時期に比べ4件減っているものの、被害額は3000万円増加しているという。
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