2020年国勢調査の横浜市独自集計の結果がこのほど発表された。市内の人口は5年前の調査と比べて増加し、過去最多の約378万人だった。一方で行政区別では港南区は5年前に比べて540人減少し、栄区は1908人減少した。栄区は金沢区に次いで、市内2番目に減少数が多かった。
世帯当たり人員は減
国勢調査の市の独自集計によると、20年10月1日時点の市の人口は377万8318人。世帯数は175万3389世帯で、人口・世帯数ともに過去最多となった。15年の前回調査に比べて人口は5万3474人増、世帯数は10万7771世帯増となった。一方1世帯当たりの人員は2・26人から2・15人に減り、過去最小となった。
社会増加数はプラス
行政区別では最も人口が多かったのは35万8678人の港北区で、増加数も1万4506人増と最多。他に鶴見区など市内12区で増加した。
一方、市内南西部の6区では減少。最も減少数が多かったのが金沢区で3196人減(人口19万9033人)。次いで栄区が1908人減の12万263人だった。港南区も540人減少で21万5196人だった。
世帯についてみると市全体と同様に港南区は9万5469世帯(4462世帯増)、栄区は5万2651世帯(1798世帯増)と増加した。世帯数当たりの人員は港南区が2・25人、栄区が2・28人といずれも0・12人減少し、単身世帯の増加や核家族化が進んでいるとみられる。
同時に市が発表した20年中の出生や死亡、転入・転出の状況を示した人口動態によると、1年間で港南区は120人減少し、栄区も271人減少だった。
内訳をみると、転入者から転出者を差し引いた社会増加数は港南区で699人増、栄区で257人の増加となっている。一方で、出生者数から死亡者数を引いた自然増加数を見ると、港南区は819人減、栄区は528人減となっている。
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