港南警察署(菅野重和署長)管内の特殊詐欺被害件数が、今年の1月から5月末時点で19件(暫定値)と、前年同期比で2倍以上に増加していることが分かった。倍増する中、同署は詐欺被害を未然に防止したとして区内金融機関に感謝状を贈呈した。
昨年5月末時点の被害件数9件に対して今年は倍以上の「危機的状況」と菅野署長は警鐘を鳴らす。今年の被害額も約2100万と、前年同期比約800万から約2・6倍と増加している。
そんな中、5月26日に区内金融機関「湘南信用金庫 上大岡支店」の従業員が高額の預金引き出しに訪れた女性に声を掛け、被害を未然に防止した。これを受け6月9日、同署で感謝状の贈呈が行われた。
同支店長の小泉康樹さんは「お客さまを守るのも我々の仕事」と語り、従業員の藤田美優さんは「被害を防ぐことが出来てうれしい。今後も警察と連携して犯罪を減らせるよう努めていきたい」と笑顔を見せた。
菅野署長は「我々だけでは防ぎきれない部分もある。今後も地域の皆さまのお力添えをいただければ」と話した。
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