港南区スポーツ推進委員連絡協議会の会長を務める 小室 俊博さん 港南区日野在住 67歳
健康維持に全力投球
○…1月の健康ランニング大会では実行委員長を務め約1200人が参加したイベントの舵取り役を担った。10年間の副会長職の後、会長を担い2期目となる。港南区内の15地区のスポーツ活動を支えるリーダーは「利害関係のない仲間なのでストレスがない」と満面の笑み。取材前日も「役員らと深夜12時過ぎまで飲んで今後の活動の話し合いをしていた」と指揮官は『飲みニケーション』も欠かさない。
○…静岡県出身。6歳の時に自動車メーカーに勤める父親の影響で日野に越してきた。日野小に進むが、児童数が増え小5から吉原小へ。港南中に進み剣道に出会う。「たまたま同級生が習っていて剣道部に入った」。部活での練習に加え、横浜刑務所内で活動する剣友会にも所属。メキメキ頭角を現し中学時代に個人戦で県3位になった努力家だ。
○…スポーツ推薦で剣道の強豪「鎌倉学園」へ進学。「先輩が恰好よくてね。学校名が入った防具を身につけたかった…」。脚の骨にひびが入る症状を繰り返し、仕方なく退部した。大学進学か就職か悩んでいる時に教諭から「銀行に勤務する卒業生が人を探している」と聞かされた。高校卒業後に入行。支店長などを経て40年以上勤めあげた。剣道での夢は叶わなかったが「(働き口の)縁があって良かったのかな」と懐かしむ。
○…スポーツ協会の副会長や自治会の会長など歴任。多忙だが新たな夢がある。それは、両親が残してくれた長野県の別荘での一人暮らしだ。「ゴルフ場も近いし、スキーもできる。渓流もあって釣りができ自然も豊か」と子どものように目を輝かせる。「まずはコロナ禍で止まっていた活動を元に戻していきたい」。港南区民の健康維持に全力投球していく。
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