米・プロ野球チーム、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約した 西嶋 一記さん 泉区出身 明治大学４年 21歳
夢のメジャー、いざ挑戦
○…米・プロ野球チーム、ロサンゼルス・ドジャースと昨年11月、マイナー契約した明治大学４年生。「球団から話があったときは、うれしかった。すごい楽しみ」と、中学からの夢が近づき、喜びをかみしめる。11月の記者会見では横浜高校の先輩メジャーリーガー、松坂大輔投手との投げ合いを目標に掲げたが、まずは現地の野球や言葉などの環境に慣れ、体づくりをしてからの昇格を目指す。
○…西が岡ベアーズ（泉区）監督でもある父、成春さんを筆頭に「野球一家」で育った、兄１人、姉２人の末っ子。小３から同チームで野球を始めたのはもはや自然の流れか。上飯田中時代は瀬谷シニアでエースとして全国大会準優勝、「厳しかったが行ってよかった」という横浜高では18年選抜甲子園で全国優勝を経験。明大では３年秋、最優秀防御率１・13の成績を残し、リーグ優勝に貢献した。
○…１８６cm、91kgと恵まれた体格から１４０㌔前後のストレートとカーブ、スライダー、チェンジアップ、スクリューなど多彩な変化球を左腕から繰り出す。昨春、明大のアリゾナキャンプで渡米し、メジャーへの思いがより強くなった。憧れの選手は投球スタイルが似ているロサンゼルス・エンゼルスの高橋尚成投手で、現地での出会いを楽しみにしている。
○…上瀬谷球場で12月４日に開催された小学生親善野球大会に凱旋訪問し「甲子園に行く、プロ選手になると目標を持って、野球に取り組んでほしい」と後輩たちにアドバイス。式終了後には選手たちとの握手と写真撮影に応じ、終始笑顔を見せた。現地に持参するものに、長渕剛のライブＤＶＤがある。母親が好きで２歳から『ろくなもんじゃねえ』などを聞いていて、最も好きな曲は『明日へ向かって』。「そのまんま好き。くよくよしないで、前向きになるから」だ。斎藤佑樹投手らハンカチ世代の選手で、注目したい大卒ルーキーが一人増えた。
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