子ども会連絡協議会 「今ある時間を大切に」 母を震災で亡くしたMCがメッセージ
港南区子ども会連絡協議会(田野井一雄会長)は4月23日、定期総会と共に親子対象の講演会を港南公会堂で開催した。
講演会はMCの飛内(トビナイ)ヒロキさんとダンサーのna7(ナナ)さん、菜月(ナヅキ)さん、大久保最戸子ども会のダンスチーム「ZEST(ゼスト)」がパフォーマンスを披露。夢について語ると共に、来場した子どもたちに自ら夢に向かって進み続ける姿を見せた。
飛内さんは岩手県出身の中央大学4年生。東日本大震災で実家が流され、母親を亡くしている。飛内さんは「自分は後悔をしない生き方をしてきたつもりだったけれど、母を失い、やっぱり後悔してしまった。だからこそ、なおさら今ある時間を大切にしようと思いました」と語った。また、「亡くなった人がいる一方で助かった命もある。母を失い、落ち込んでいるけれど、この出来事が自分を成長させてくれたと思っています」と気丈に述べた。子どもたちには「誰かに夢や希望を聞かれた時に、いくつの歳になってもすぐに答えられるようになってほしい。夢があれば悩みや苦しみも出てくるけれど、その先には達成感もある」と夢を持つ大切さを語っていた。
書道展表彰も
当日は子ども会書道展の表彰も行われ、市会議長賞は都内の小学校に通う田渕菜々穂さん(3年生)、東永谷中学校に通う伊藤幸範君(3年生)が獲得した。
田渕さんは「大きな賞を取れると思っていなかったのでびっくりした」と話し、「字をバランスよく書けたのが良かった」と話した。一方、書道歴10年という伊藤君は「自信作だったので、賞が取れてよかった」と喜びを語っていた。
今回は小・中学生合わせて267人が応募し、33人が受賞。さらに内10人は横浜市書道展でも受賞するなど活躍し、同連絡協議会事務局は「レベルが高かった」と振り返っていた。
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