振り込め詐欺防ぎ表彰 指導員証活用の初ケース
港南警察署は9月14日、横浜日野南郵便局長の澤田靖二さんが振り込め詐欺を未然に防いだ功績を讃え、感謝状を贈った。
振り込め詐欺防犯指導員制度は今年7月から神奈川県警が県下の各金融機関を対象に実施しているもの。振り込め詐欺の被害防止を目的に講習会を開き、受講者を指導員として委嘱して指導員証を交付している。
指導員として委嘱を受けている澤田さんは8月22日、同局で70代の女性が高額の預金を引き出そうとしていると職員から報告を受けた。その女性に話を聞いてみると、息子と名乗る男から「会社の小切手を電車に忘れた、200万円を貸してくれ。あとで取りに行く」と電話があったと話したことから、澤田さんは指導員証を掲げ、警察から委嘱を受けている旨を説明。指導員証の裏面に書かれた振り込め詐欺に関する注意事項「振り込め詐欺3箇条」の【1】携帯電話番号が変わった、【2】直ぐにお金が必要、【3】振込先が他人名義の3項目を女性と確認すると、【1】と【2】に該当したことから、詐欺と確信。同署へ通報し、被害の未然防止につながった。指導員証を活用した被害防止は区内で初の出来事になる。
振り込め詐欺に対して澤田さんは「憤りを覚えている。今回は被害を防ぐことができてほっとした」と語り、指導員証について「警察のバックアップもあり、心強い。水戸黄門の印籠じゃないですけど」と、導入されてから早くも効果を発揮したことを喜んだ。
|
<PR>
能登半島地震 横浜市の募金額は5528万円4月30日 |
|
|
|
|
|
|
|
<PR>