港南区の母親たちによる企画運営講座「魔女の子育てレッスン」の中の公開講座「脳を育てる遊び方〜遊びが促す脳の発達〜」が10月13日、上大岡のゆめおおおかオフィスタワーで開催された。
当日は子育て中の母親や子育て関係者など約60人が参加し、大正大学特命教授の天野秀昭さんが講演した。
天野さんは国内初の常設遊び場「羽根木プレーパーク」で、日本初のプレーリーダーとして活動した経験も持つ。この日は、子どもの遊びの重要性を脳科学的な視点から解説した。
天野さんはプレーパークで遊ぶ子どもたちの様子を写真で紹介しながら、子どもたちが持つ豊かな発想力を指摘。「遊びの本質は『やってみたい』という動機。自分の世界を作り上げていく『遊育』という行為で、命そのもの」と話した。一方で、「都市化が進んだ大人が主役の世界の今、子どもは遊育をいつするのか」と疑問も投げかけた。
脳科学的な視点からは「遊育は脳の中でコミュニケーションできる力を持ち、快と不快を感じる動物的な『情動』を育て、その子のアイデンティティーを作る」と説明。その上で「子どもが遊育できる場所をどう作るかが最大の課題」とし、「大人である親が仲間を作り、知恵をつけていかなければ」と強調した。参加者は真剣な表情で、時折うなずきながら話に耳を傾けていた。
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