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港南区・栄区版 公開:2016年11月17日 エリアトップへ

区内在住歌手モナオさん デビュー10周年で記念公演 12月3日に磯子公会堂

文化

公開:2016年11月17日

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歌手生活10周年を迎えたモナオさん
歌手生活10周年を迎えたモナオさん

 港南区在住の歌手・モナオさんがデビュー10周年を迎え、12月3日(土)に磯子公会堂(磯子区磯子3の5の1/JR「磯子駅」徒歩5分)で記念コンサートを行う。「モナオ歌謡フェスティバル」と題した同公演は、チャリティーコンサートとして収益金を全額いそご地域活動ホーム「いぶき」の活動資金として寄付する。「応援してくれた方々へ恩返しができれば」とモナオさんは意気込みを語る。

つかんだ夢は3度目の正直

 子どものころからテレビやラジオの歌番組が好きだったというモナオさん。いつからか「歌手」という夢を描き、高校時代にはオーディションを受けたこともあったが、親の反対などを理由に諦めていた。

 それでも芸能関係に関わりたいと、大学卒業後は雑誌編集の会社に就職した。だが、芸能人への取材を繰り返す日々のなか、一度忘れたはずの夢が再び膨らみ始めた。「30歳までにチャンスがなければ諦めよう――」。その後、コンクールで優勝したこともあったが、歌手への扉は重く、開けなかった。

 歌を諦めて働き始めたテニススクールで転機は訪れた。上司からスクールのイベントで「歌ってみろ」と言われて歌声を披露すると、その反応に手応えを感じた。「歌で誰かの役に立てることを知った。それまではカラオケ大会で「勝つ」ことばかり考えていたけれど」と苦笑する。高齢者施設を回って歌での慰問活動を始めると、コンクールでも評価されるようになり、2006年に念願のデビューを果たした。慰問活動は現在もなお続けている。

 今年3月、心筋梗塞で病院に緊急搬送されたが、幸いにも一命を取り留めた。「まだまだ歌で人のお役にたちなさい、そんな天の啓示を与えられた気がする」。今はゆっくり走れるほどに回復したといい、「いろんな人に自分の歌が届くように、無理せず、だけどもっと活躍していけたら」と声を弾ませる。

 今回の公演にはモナオさんのほか、歌手の清水博正さんがゲスト出演する。午後1時開演。チケットは前売りで指定席3000円、自由席2500円(当日券はいずれも+500円)。

 コンサートの問い合わせはモナオ事務局(【電話】03・5843・9195、【メール】aishitemonao@gmail.com)へ。

3組6人を招待

 このコンサートのペアチケットを抽選で3組にプレゼント。はがきに〒住所、氏名、年齢、紙面の感想を明記の上、〒244―0803戸塚区平戸町259(株)タウンニュース社「モナオ」係まで。11月24日必着。当選発表は発送をもって。
 

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