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港南区・栄区版 公開:2017年6月8日 エリアトップへ

港南区役所 野菜パンで健康推進 障害者施設と商品開発

社会

公開:2017年6月8日

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(左から)開発に携わった区福祉保健課の川井秀和課長、鈴木さん、門林さん
(左から)開発に携わった区福祉保健課の川井秀和課長、鈴木さん、門林さん

 港南区役所が健康づくり事業の一環として、区内にある障害者施設のパン工房2カ所と「野菜たっぷりパン」を共同開発した。食育月間の6月中に区内各所を中心に販売し、区民の健康づくりへの意識向上を目指す。

 港南区役所が独自に取り組む健康づくりの標語「健康アクションこうなん5」に「野菜をたくさん摂取すること」とあることから、区福祉保健課では今年1月頃から野菜をテーマにした企画を検討していた。

 同課の管理栄養士である門林美和さんが、区庁舎で障害者施設が製造したパンを定期的に販売していることに着目。「美味しいし、障害者の方たちと触れ合う機会にもなる」と考え、障害者施設と共同による商品開発を企画した。区内にある施設に参加を呼びかけたところ、社会福祉法人そよかぜの丘が運営する「港南中央地域活動ホームそよかぜの家」(港南)と「そよかぜ南の家」(日野南)の2施設から手が上がった。

 商品開発にあたっては、厚生労働省が野菜の1日の摂取目標量を350gとしており、1皿分の野菜70gを1日5皿分取る方法を推奨していることから、区は施設に対し、1商品につき野菜を35g〜70g使用することを依頼した。

 市の調査によると横浜市民の1日の野菜摂取量は約270gで、門林さんは「350gはなかなか摂りづらい量」と指摘する。

 そよかぜの家・パン工房で製造に携わる鈴木寿美世さんは「難しかったが、スタッフと相談して水の代わりに野菜ジュースをパン生地に練り込むことを考案した。不足分はトッピングの野菜で補うことができるようになった」と振り返る。

 開発されたのは全6種類。市場に多く出回り、価格も抑えやすい旬の野菜を使用することで、食育月間終了後もアレンジして販売できるようにする予定だ。鈴木さんは「施設の利用者の中には野菜が苦手な人も多いが、製造することで食への意識向上にもつながってきている様子」と話す。

 門林さんは「食育月間に限らず野菜たっぷりパンが定着し、区民の健康づくりに役立ってもらえたら」としている。

 対象商品は110円〜200円で、野菜量をグラムで示したシールが貼られているのが目印。販売場所は、そよかぜの家とそよかぜ南の家(8日、15日、26日、土日を除く)、港南区総合庁舎1階区民ホール(8日、15日、16日、26日、土日を除く午前11時から午後2時)、横浜市庁舎1階市民広場(16日の正午から午後1時)で、各日1種類あたり20個を限定販売している。

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