神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2017年6月22日 エリアトップへ

デイ送迎車で買い物支援 区社協とケアプラが初試み

社会

公開:2017年6月22日

  • LINE
  • hatena
買い物を楽しむ参加者
買い物を楽しむ参加者

 デイケアセンターの持つ送迎車を活用し、普段買い物に行く事が難しい高齢者を支援する試み「お買いもの夢ツアー」を、港南区社会福祉協議会と東永谷地域ケアプラザが14日、初めて実施した。高齢者が在宅生活に意欲を持てるように、今回の試みを通して継続できる運営方法を探る。

 パナソニックエイジフリー港南台デイセンターがデイサービス送迎車を提供。昨年秋、送迎車が使われない昼間の時間帯に「地域貢献活動として何かできないか」と同所から区社協に提案があったのがきっかけだ。

 東永谷地域ケアプラザ(港南区)では以前より、日常の移動に困っている高齢者の支援について検討していたこともあり、今回の提案を受けて買い物の試みを企画することになった。

 同地域で活動するボランティアや民生委員らの協力も得て、買い物ツアーを企画。高齢者が買い物という夢を叶えることで在宅生活に意欲を持ち、最期まで住み慣れた地域で暮すことができる「地域包括ケアシステム」実現に向けた取組みとしての一面もある。

 東永谷地域ケアプラザ周辺に暮らす要支援1、2相当で、家庭や身体の状況で買い物に行けなくなった高齢者を対象に募集し、5人の女性が参加。6月14日、京急百貨店(上大岡西)で初ツアーが実施された。

 当日は送迎車に職員やボランティアも同乗し、参加者の各自宅までお迎え。同店に到着後、各参加者には担当のボランティアスタッフが1〜2人付き添い、それぞれ回りたい売場へ移動して買い物がスタートした。

 車椅子で移動した藤原愛子さんは「食卓で使用する蚊帳を購入したい」と、7階のリビング・家庭用品売場へ移動。ボランティアスタッフとの会話も楽しみながら店員の説明を受け、気に入った商品を購入できた。藤原さんは「買い物はいつも娘にお願いしていたので、自分で選べて楽しかった」と笑顔を見せていた。

 区社協の担当者は「今後も定期的に買い物支援を行いたいが、協力してくれる事業所を増やすことや、利用者のコーディネートなどの課題はある。まずは試みを増やし、運営方法を探っていきたい」と話していた。

 

 

 

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

港南区・栄区版のトップニュース最新6

平久井・齋藤ペア 日本代表に

杉浦紀子バトンスタジオ

平久井・齋藤ペア 日本代表に

選考会で実力発揮

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

栄区、50年後に半減

横浜市人口推計

栄区、50年後に半減

港南区は4割減少

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

67地点で上昇

港南・栄区公示地価

67地点で上昇

宅地最高値は大久保1丁目

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook