「ティーンズクリエイション組織委員会」の代表として中高生のアート作品展を開く 泉 光太郎さん 栄区小菅ケ谷在住 23歳
直感を信じて行動を続け
○…中高生アートの発表の場として今年も「ワカモノアーツフェスティバル」が11月21日から栄区民文化センターリリスなどで開かれる。過去2回は芸術活動に取り組む市民団体の主催だったが、運営にも新たに若者を加えた。大学生ながら推薦を受け、代表として準備を進めている。「地域で活動している方々の人脈やノウハウは勉強になる。中高生のためのイベントだけど自分たちも育まれている感じがする」
○…今年の募集作品はジャンル不問とし、動画やパフォーマンスも受け付けている。「アートを難しく考えず、直感で良いと思ったものを大事にしてもらいたい」。一方で作品発表の場が「地域」であることの意義を強く意識している。「作品にふれた保護者や先生に、何かを感じてもらうということもねらいの1つ。どの作品も大人へのメッセージになるはず」
○…生まれ育った栄区が「大好き」だと口にすることをためらわない。町内会のソフトボールチームでは30〜40代に混ざって白球を追い、昨年4月からは地元の若者を盛り上げる目的で講座やワークショップを開いている。きっかけは、春日神社の御神輿だった。「よそから担ぎに来てくれた若者たちに『地元の奴がいないじゃないか』と指摘されたのがたまらなく悔しかった」。その思いで、「まずは行動」を幅広く積み重ねている。
○…すらっとした長身に爽やかな笑顔を見せる好青年は一方で、運営に関わる中高生から「いじられキャラ」として親しまれている。「東京に憧れる10代も多いと思うけど、地元にも魅力は多いと伝えたい」。試行錯誤の中でウェブメディアでの発信もしている。「誰もやらないようなことをやる『変人』でいい。固定観念や偏見にとらわれず、冒険を続けていきたい」
|
<PR>
|
|
<PR>