横浜ベイブリッジをくぐれない超大型客船のために整備された大黒ふ頭客船ターミナル(鶴見区)がこのほど、グランドオープンした。4月19日には英船籍で世界的人気を誇る豪華客船「クイーン・エリザベス」(QE/9万900トン)が第1船として3年ぶりに着岸し、記念セレモニーに華を添えた。
大黒は、大さん橋などに入れない大型クルーズ客船が近年増加したことを受けて整備された。もともとあった自動車専用船貨物岸壁を改良して対応。CIQ(税関・出入国管理・検疫)施設などを建設した。
林文子横浜市長は、1975年にQE2号が大さん橋に初入港した際に52万人が詰めかけた熱狂ぶりに触れ、「熱は冷めることなく、この日を待ち望んでいた」とあいさつ。「市内の子どもたちが船を通して世界の文化を学ぶ機会が増える」と話した。
市港湾局によると、横浜港全体の今年一年間のクルーズ客船寄港数は、過去最高の190回以上になるという。そのうち、大黒ふ頭には20回以上が寄港する。市は、今後も客船の大型化は進むとし、「大黒ふ頭への寄港数は増えていく」と予測。今秋、みなとみらい地区で供用が開始される新港ふ頭客船ターミナルと合わせ、横浜港の内外でさまざまな客船を受け入れ、訪日外国人などを取り込んでいく考えだ。
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