横浜市は17日、自治体として防災対策などの取組が評価され、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)22020」の「国土強靭化地域計画賞」部門で最上位の金賞を受賞した。
同部門での政令市の金賞受賞は全国で初という。
同賞は(一社)レジリエンスジャパン推進協議会が主催しているもの。地震や局地的な大雨などのさまざまな自然災害が発生した際に、被害を最小限に抑え、迅速な復旧・復興につなげる強靭な都市を平時からつくることを目的に、国は2013年に国土強靭化基本法を制定。それを受けて同協議会が設立され、地域の国土強靭化を推進している先導的な自治体を表彰している。
横浜市は同法を受け、2019年に「横浜市強靭化地域計画」を策定した。従来からある「横浜市防災計画」が主に発災後の体制や役割分担を定めているのに対し、平時からのソフト・ハード両面の取組を幅広く位置付けているのが特徴だ。
同計画では様々な自然災害を想定し、建築物の倒壊による死傷者の発生、帰宅困難者などへの支援不足による被害の拡大など37項目の「起きてはならない最悪の事態」を設定。市の現状の取組みの脆弱性などを分析し、課題を明らかにしつつ方向性を取りまとめている。
同計画をもとに市は現在、公共建築物の天井脱落対策、外壁・サッシなどの耐震化も進めており、港南スポーツセンターは4月から、栄公会堂も来年4月から天井耐震工事が行われる予定。
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