「チョコの味とパッケージデザインから自分の好きを見つける経験をしてほしい」と(株)新世=港南区=の常務取締役・佐々部一宏さんが現在、「Chocola Meets」と名付けた横浜発クラフトチョコレート・ブランドを広げるため、3月14日までクラウドファンディングに挑戦している。
佐々部さんは、学生のときに米国・シアトルでカカオ本来の味を楽しむクラフトチョコレートに出会い、幅広い世代がチョコレートの味を楽しむ文化を経験。卒業後は外資系の民間企業で3年ほど働き、現在の会社に入社。その頃、日本でも「Bean to Bar」と呼ばれるカカオから作るチョコレートを楽しむスタイルが広がり始めたことから「横浜発のカカオから作るチョコレートの文化を発信することで、横浜を盛り上げたい」と商品化を目指し、2020年1月から1年以上かけて準備を進めてきた。
横浜市内を中心に建設・福祉事業を手掛けている同社において佐々部さんの挑戦は異色なもの。何度も社内に自身の思いをぶつけたことで、チョコレート事業部を設立。関内にあるシェアオフィス「G Innovation Hub YOKOHAMA(G)」に事務所を構え、港北区の大倉山に工房を設け事業を進めている。「Gに拠点を構えることで、たくさんの人との情報を交わすことができ事業が具体化しました」と振り返る。
アーティストも支援
佐々部さんが手掛けるチョコレートは、インドネシアやハイチ、ベリーズ、タンザニアからカカオ生産者とフェアトレードを行うことで、様々な味が楽しめる。また、パッケージも楽しんでほしいと現在4人のアーティストに「横浜」や「動物」をテーマにデザインを依頼し、持続的な収入が得られる支援も行っている。
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