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港南区・栄区版 公開:2021年4月8日 エリアトップへ

3月22日付で栄警察署の署長に着任した 松本 光好さん 保土ケ谷区出身 53歳

公開:2021年4月8日

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熱い正義感で強く優しく

 ○…3月22日付で栄警察署の署長に着任した。栄区には警察学校があるため、35年ぶりの栄のまちに「高校を卒業してやってきたあの頃を思い出す。改めて初心に戻ってやっていきたい」と語る。着任後のあいさつでは署員に「強くて優しい警察官であれ」と呼び掛けた。「強い執行力で区民を守るとともに、困っている人に寄り添う思いやりのある栄署にしていきたい」と意気込む。

 ○…署長職は自身として初。栄区の印象は「緑が多く、鎌倉を感じる歴史ある雰囲気は変わらない」という。栄署では「担当課などの垣根を越え、署員の力を結集してまちを守っていきたい」と語り、県警本部や行政との連携にも注力していくという。また特殊詐欺に関連して「金融機関やコンビニの協力体制は本当にありがたい」とし、まち全体での被害阻止にも尽力していく。

 ○…保土ケ谷区出身。父が警察職員であったため官舎で育ち、子どもの頃から身近にパトカーがあった。そんな父の影響もあり、「人のために役に立つ仕事を」と警察官の道に進んだ。現在は大学生から中学生まで3人の子どもの父で、長女とは二人で旅行に出かけるほど仲がいいという。警察官を目指すという長男には「あいつに務まるかな」としながら、うれしい思いもあるという。厳しくも温かな目でその成長を見守っている。

 ○…自身の警察人生の柱にあるのは、県警本部の捜査二課で長らく知能犯や汚職、選挙犯罪の捜査に携わってきた経験だ。捜査には全てを注ぎ、日々地道な証拠集めや関係機関との調整に奔走した。過酷な職務へと突き動かすのは「悪いことをしている奴がいい思いをするなんていう不公平を許したら、世の中がおかしくなる」。熱い正義感で栄署の舵を取る。

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