港南消防団長に就任した 鈴木 祐次さん 港南区東永谷在住 63歳
団員目線で”オール港南”
○…「以前から団長の仕事を見ていたので戸惑いはない」と落ち着いた様子で語る。港南消防団本部で総務部部長をしていたこともあり、いずれ団長になることを覚悟していた。278人をまとめる立場に就任し、「団員がけが無く健康に活動することが最優先。大規模災害だと常設の署員だけでは足りない。力になれる組織力が必要」。
○…出身は南区。小学校2年生の時、東永谷に家族で転居。当時、そこの地域に消防団は無かった。しかし、21歳の時に東永谷を担当地域に含む消防団が新設され、そのタイミングで入団。「父の友人が消防団員で、子どもの時から身近な存在。入団にためらいはなかった」。それから40年以上、活動を続けている。港南区内で消防技術を競う操法大会にも出場し、数々の表彰を受けた。「仲間と訓練を共にして、成果が出たことが嬉しかった」
○…南高校卒業後に父親の鈴木工務店で大工として働き始めた。仕事、消防団、建築士を目指す三足の草鞋で28歳の時に一級建築士を取得した努力家だ。現在は鈴木工務店から名を変え、鈴匠建設一級建築士事務所として、近年は耐震チェックや空き家調査を請け負う。「昔の試験だから一級に受かった」と謙遜するが、東永谷や港南区には設計した戸建や内装修理を手掛けた『鈴木印の家』も少なくない。
○…港南消防団の特徴として語るのは「活動に参加しやすい雰囲気作りを行っている」という点。自身も「団員の立場に立って考えること」を意識。自らが先頭に立つことで団員をまとめている。課題は285人の団員定数を満たすこと。「充足率を高め、オール港南でさまざまな災害に対応できるようにしていきたい」と意気込みを語った。
|
|
|
|
|
|
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>