港南区の東永谷中学校(青木照美校長)に通う生徒が今夏、スポーツ、文化活動の両面で躍動した。女子バスケットボール部は関東大会に出場。また、放送部の生徒は横浜を代表し全国中学校放送コンテストに参加した。それぞれの部活で活動する生徒を取材した。
県で準Ⅴ、関東へ
女子バスケットボール部は、7月末に南足柄市で行われた第66回神奈川県中学校バスケットボール大会に出場し、準優勝を収め関東大会への出場権を獲得した。同校によると女子バスケ部の関東出場は初とのこと。
3年生7人、2年生11人、1年生10人の女子バスケ部顧問、玉山瑞衣教諭(33)は今年のチームを「実力があり、主体性のある生徒で、負けず嫌いな選手が多い」と表現する。その言葉通り、県大会では実力を発揮し、準Ⅴに輝いた。昨年の緊急事態宣言時には、休校で部活動も停止していたが、生徒はランニングや個人練習などで体力づくりに励んだという。
8月9日に茨城県ひたちなかで行われた関東大会では、栃木県宇都宮市の陽南中学校と対戦したが、初戦敗退となった。
竹部心羽主将(3年)は「緊張したけど、皆で戦えて楽しかった」と話し、ラスト3分間に出場した濱本菜々美さん(3年)は「3年間を思い出しながら最後まで全力で頑張った」と笑顔を見せた。石井咲部長(3年)は「県外に出て試合ができる。改めて関東大会に出場でき、色々なことに感謝したい」と大会を振り返った。
関東を最後に3年生は引退し、秋からは1、2年生主体のチームになる。試合に出場した2年生の廣瀬優奈さんと佐藤里亜さんは「できることなら先輩と同じ、関東大会へ行ってみたい」と目標を語った。
テーマは「天満宮」
放送部部長の伊勢崎彩さん(3年)は横浜地区代表として、8月上旬に開催された第38回NHK杯全国中学校放送コンテスト(全国大会)に出場した。400文字以内の校内ニュースや地元の情報を書いた原稿を読むアナウンス部門にCD作品を提出した伊勢崎さんは7月の審査で横浜地区代表に選出された。
原稿テーマを上永谷にある永谷天満宮にし、菅原道真公をまつってあることや、節分、夏越の大祓などを分かりやすく解説。今年の春先から練習し、200回以上は読んだという。
放送部顧問の山村泰弘教諭(65)は「発音や発声、読み方、区切り方などをよく部活動で練習していた」と話し、伊勢崎さんは「(入学当時に)あこがれた先輩と同じ全国大会の舞台に出場できて嬉しかった」と満面の笑みを見せた。
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