国民の行政に対する意見や苦情などの解決に貢献した行政相談委員の総務大臣表彰受賞者がこのほど決定した。港南区から時枝昭子さん(73)が選ばれ、港南区の栗原敏也区長を表敬訪問した。
昨年度の受賞者は全国で97人。神奈川県内では4人の行政相談委員が受賞し、横浜市内での大臣表彰は時枝さんが唯一。
行政相談委員は総務大臣から委嘱された民間有識者で全国に約5000人を配置。港南区内では時枝さんを含め3人が活動している。地域福祉増進のための幅広い活動を行なう民生委員だった時枝さんは2011年から行政相談委員として活動。区民からの相談内容は「雨漏りがした」「がけ崩れの心配がある」「青少年育成の指導方法について」など多岐に渡る。時枝さんは「まずはしっかりと相談内容を聞いて、傾聴している。その上で助言し、解決できる関係行政機関などへ橋渡しをしている」と聞き役に徹し、活動しているそうだ。
港南区役所1階で第2木曜日の午後1時から4時まで行政相談を行い11年が経過。基本3人体制だが、コロナ禍のため現在は2人体制で任務にあたっている。また、港南区内では港南台214ビル3階(行政サービスコーナー前)で一般相談(毎週木曜日午前10時〜午後4時)、行政書士(第1・2・4木曜日午後1時〜4時/相続、遺言、後見等)、社会保険労務士(第3木曜日午後1時〜4時/年金、健保、労働等)による相談を受け付けている。
総務大臣表彰を受けた時枝さんは「驚いたが、ボランティアとしてやってきて良かった。これまでの経験を生かして、今後も行政相談活動を行っていきたい」と話した。
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