プロのフットゴルファーとして活躍し、7月のアジアカップで3位に入賞した 新井 晋さん 栄区犬山町出身 42歳
緑の中の爽快感を広めたい
○…ゴルフ場でゴルフに準じたルールのもと、サッカーボールをカップに蹴り入れる「フットゴルフ」。同競技は2009年にオランダで生まれ、日本に上陸したのは14年だが、翌年からプロ選手として活躍の幅を広げている。7月には日本、中国、韓国、台湾の代表選手が競い合うアジアカップで3位に入賞した。「活躍することで、競技の魅力を多くの人に知ってもらうきっかけが作れたら」
○…欧米では広まりつつある同競技だが、国内ではまだまだ知名度に課題がある。もっとも国内にもフットゴルフの常設コースは11カ所あり、定期的に静岡県内のコースで汗を流している。その一方、日頃は海老名市内にある自宅近くの公園の芝生の上でボールを蹴っている。「ペットボトルをピンに見立てて練習してるけど、周りから見たら変かも」と笑いつつ、技を磨くことを怠らない。
○…振り返れば、いつもそばにはサッカーがあった。5歳の頃から地元栄区の上郷FC(当時)に入り、上郷中、永谷高でもボールを追いかけた。社会人まで続けたが37歳の時に選手としての限界を感じ、「趣味」に切り替えようという時期に出会ったのがフットゴルフだった。ゴルフ場に足を運んだのも初めてで、「緑に囲まれた中でボールを蹴る爽快感。一気に惹き込まれました」。その感覚を知ってもらいたいという思いが今の原動力だ。
○…国内の大会では15歳から60歳近くまでの選手たちが同じ土俵で真剣勝負を楽しんでいるという。そんな生涯スポーツとしての面をPRしようと、日本フットゴルフ協会の公認普及メンバーとしてウェブを活用した「フットゴルフマガジン」での情報発信も続けている。「縁の中を散歩するつもりで、気軽にファッションも楽しみながら競技する人が増えたらいい」
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