『せいじのみかた』Q&AVOL.14 毎月第4金曜日連載 県立高校入試「共通選抜」生徒のための受験制度を 神奈川県議会議員 飯田満
Q・県立高校入試制度が変わると聞きましたがどのように変わるのでしょうか?A・正確には現在、入試制度の変更案が示された段階で、今月から1ヶ月間、県民意見を募集するパブリックコメントが実施され、その後、10月中に正式決定、公表される予定です。
県立高校入試制度の変更案の特徴は、現行の「前期・後期入試」を「共通入試」に1本化するというものです。即ち、前期、後期と分けた入試制度ではなく、全ての高校で学力検査(原則、国語、社会、数学、理科、英語の5教科)と面接が共通におこなわれる仕組みです。また、志願時に自身の執筆による自己アピール文を提出することも特徴の一つで、この入試制度は平成25年度(現在の中学2年生)から実施される見込みです。
しかし、課題点を見逃すことはできません。新入試制度では、全受験生に「面接」が実施されることから中学側が受験生を評定、PRできる調査書記載事項の充実と高校側が受験生を正しく評価、見極めができる資料、調書等の充実については、県議会「文教常任委員会」の中で教育局と議論を交わしてきました。
また、今年度の公立全日制高校への進学率が88%と過去最低だったことから今後は、公立、私立高校の定員配分について決定する設置者会議に注目が集まります。いずれにしても一刻も早い決定告知を要望してまいります。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日