毎月第1金曜連載月 刊そえだ通信 救急医療再構築初動態勢強化の視点から 川崎市議会議員 そえだ勝(まさる)(民主党川崎市議団)
7月4日議会において、私は選挙時から公約としていた、救急医療再構築について質問しました。川崎は今まで、救急車到着後から病院への搬送時間短縮に力を入れてきました。それを出口というならば、私は入口といえる、119番通報から救急車現場到着までの時間短縮に向けた「初動態勢強化」ついて問いました。議会では出口部分をよく取り上げてきたようですが、入口部分はあまり議論にはなっていませんでした。
初動態勢強化には救急隊増隊が必要です。川崎で救急隊を増隊するには、人員を増やすしか術はありません。でも、人員を大幅に増やせるほど、市財政は余裕がありません。
そこで参考になるのが、救急改革特区の考え方です。救急車は通常3名運用が原則ですが、この特区を取得すれば2名運用が可能になります。つまり、救急隊員が6名いる場合、2台の救急車しか原則は運用できませんが、同じ人数で3台の救急車の運用が可能になります。横浜では既にその運用を行い、人員を増やさずに救急車の増車をしました。よって、限られた人数で救急隊の増隊をし、より迅速に現場に駆けつけられる態勢が整備されているといえます。そこで、川崎も特区取得に向け動くよう質問し、行政当局も真剣に検討に入るとのことでした。検討状況の進捗についてはまた、しかるべき時期に問い質していきます。
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4月26日
4月19日