宮前ガバナンス9月号 連載寄稿 太陽光発電、公共施設へ拡充を 川崎市議会議員 石田やすひろ
これまで、自然エネルギーの普及促進のため、議会でも議論を重ねてきました。環境配慮への意識が高まる中、行政施設内にも太陽光発電設備の設置が進んでいます。以前、区役所屋上へのソーラーパネルの設置についてご紹介しましたが、新たに浄水場への導入が検討されています。
設置場所は長沢浄水場で、ろ過池上部と配水池上部に太陽光発電設備を設置します。平成25・26年度に運用開始予定です。ろ過池上部の設備の規模は200kw程度で、発電された電力は浄水場内で利用されます。配水池上部での発電量は、ろ過池上部よりは大きい規模になる予定で、メガソーラーへの発展も期待されています。今後は蓄電池の導入も検討しているといいます。
「川崎市水道事業の再構築計画」では、平成24年度に潮見台浄水場(浄水のみ)が、平成28年度には生田浄水場が廃止となります。これから数年かけて統廃合を図り、浄水場の供給量のダウンサイジングが図られます。
パネルの設置可能な場所は公有地などに目を向ければ、いくらでもあります。例えば学校施設の屋上もそうです。川崎市は、家庭への設置費補助による促進策と併せ、公共施設への設置拡充も進めていくべきです。
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4月26日
4月19日