神奈川を考える【6】 海の治安 今から対策を 神奈川県議会議員 土居昌司
神奈川県の魅力の一つに海があります。特に藤沢や茅ヶ崎など湘南と呼ばれるエリアはブランド力も高く、夏ともなれば県内、県外問わず数多くの人々が海水浴に訪れます。年間の観光客数は平成22年度では4650万人、23年度も増加傾向にあるとのことです。
22年にたばこ問題が取沙汰されましたが、それ以上に深刻とされているのが、治安です。
昔の「海の家」のイメージとは異なり、クラブ化しており夜の騒音や薬物、脱法ハーブの使用など、疑われている施設があります。
事実、鎌倉市では今年、暴力団が関係しているとされる海の家を巡って組員が恐喝で逮捕されるという事態も報道されました。これには同市の海の家の営業者や関係機関らによる協議会の尽力が背景にあったと考えています。
神奈川県にも警察や海水浴場組合らが参加する県海水浴場対策協議会があります。しかし、この協議会が開かれるのは海開き前の6月の1回のみ。神奈川の大きな観光資源となっている「海」を、このような治安の悪化で汚されつづけている現状を考えると、当然、この1回の開催だけで、課題をクリアできるとは思えません。今、この時季から対策の場を設け、この夏の結果、そして課題解決の方法を皆で考えていくべきだと思います。
神奈川の海は我々宮前区民にとっても身近なレジャースポット。ご家族連れで訪れる方も多いと思います。これを対岸の火事とせず、皆さんが安心して楽しめる神奈川の名所になるよう、引き続き活動していきます。 ご意見・ご要望がございましたら、ぜひ皆様の声をお聞かせください。
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4月26日
4月19日