宮前ガバナンス12月号 連載寄稿 小児急病、夜間受け入れ体制強化へ 川崎市議会議員 石田やすひろ
川崎市中部小児急病センターが設置されることになった。平成25年から5箇年を期間とした「川崎市地域保健医療計画」に位置づけられる予定だ。市中部地区に初期救急の医療強化を図り、今後10年間見込まれている子どもの増加に対応する。特に幼児は昼夜を問わず発熱することもあり、小児救急医療体制の強化は子育て中の親の強い願いだ。
現在の体制は、南部小児急病センター(市立川崎病院)と北部小児急病センター(多摩休日夜間急患診療所内)の2箇所で診察している。両センターでは基本的に、日曜・祝日・年末年始の24時間及び毎夜間(365日)に小児科の専門医が初期診療を実施。市内の子どもの数が増加傾向にあるため、年末年始など混雑し受診の待ち時間が長時間になることもあるという。
宮前区をカバーする、北部小児急病センターの患者居住地別割合(平成23年)では、多摩区で48・4%、麻生区で13・8%。宮前区では19・8%と2番目に多くなっている。中部に同様のセンターが新設されれば、北部の混雑緩和につながり、緊急に治療を必要とする子どもたちに的確に対応することが可能となる。
中部小児医療センターの新設は、増加するニーズに応えることの他、真に救急医療が必要な子ども達の受診を円滑にすることになる。子どもの急な発熱は、夜間に起こることがある。我が子の高熱の対応に迫られた親なら誰でも思うだろう。夜間でも診てもらえる医療機関が近くにあることの安心を。3箇所目の早期設置を求め、安心して子育てが出来る環境の整備を推進してまいります。
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4月26日
4月19日