新路線バス計画「区役所〜宮前平駅〜鷺沼駅」 宮前ガバナンス〜1月1日号〜市政報告 交通不便地域を考え、優先順位を 川崎市議会議員 石田やすひろ
宮前区は「宮前区地域交通環境整備事業」として、宮前区役所・宮前平駅・鷺沼駅の3点を結ぶバス路線の設置に向けて、検討を進めている。この路線については、コミュニティとしての位置づけとは別の、路線バスとして導入を考えているという。しかし、この路線、本当に必要なのだろうか。
スケジュールはこうだ。平成24年度中に調査・検討を行う。具体的には、コンサルタントに委託し、既存調査の分析や区民ニーズの把握を実施する。平成25年度からは、実証運行に向けた社会実験を予定している。期待される効果として、既存バス路線につながる回遊性などの向上が挙げられている。
併せて、実証実験において新規路線の開設の見込みがついた段階で、「鷺沼駅から区内北西部(聖マリアンナ医科大学前)方面へのバス路線について、社会実験の実施に向けた取組みを開始する」としている。確かに、鷺沼駅から北西部(聖マリアンナ医大)に向けた路線はない。この新規路線を望む声は多く実現に向けて推進したい。
区内における多くのバス路線の基点は、駅にある。3点の回遊性を高めようとする区の考え方も理解する。しかし、既に、鷺沼駅、宮前平駅間には電車が通っている。優先される新規路線は、交通不便地域を対象とするべきだと提言したい。コミュニティバスとして導入の検討が先行している、白幡台地区と有馬・東有馬地区のことである。
まずは区の進める新たな実証実験の結果を待ちたい。
市長に平成25年度予算要求
川崎市は平成25年度予算編成の時期を迎えています。そこで、宮前区議員団は過日に開催された宮前市政研究会にて、地域の課題対応を議論しました。その内容を平成25年度予算に対する要望事項として取りまとめました。「平成25年度予算要望書」を、阿部川崎市長に手渡しました。
川崎市議会議員 石田やすひろ
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5月3日
4月26日