県議会議員(自民党)持田文男 新春県政報告 広い視野で効果効用を最大に発揮する県政を 企画/持田文男事務所ライフイノベーションに続き、ロボット産業の特区も
―昨年1年を振り返って
持田―多忙な一年でした。5月22日までは県議会議長として、またそれからは県の監査委員として活動をさせていただきました。特に議長としては一昨年の震災を受け全国の議長の皆さんとともに国に対応を求めました。引き続いて受けた監査委員では県庁の部局や出先機関など、内外問わず県政にかかわるあらゆる組織の事業をチェックしています。各事業でどれだけの予算を使い、どれだけの効果があがっているのか、会計士や弁護士の委員とも協力しながら現在も進めています。これが多いに勉強になっています。関係者に聞き取りを行いますから、当然、事前に事業の内容を学んでおかなければなりません。膨大な情報量がありますが、初心に返り勉強しています。また、弁護士、会計士という専門家が見る事業の実効性の目を知るよい機会にもなりました。政策だけでなく、法的に、財務的にどうなのか広い視野を得ることもできました。
―県有施設の廃止や補助金の見直しという話もありますが
持田―県有施設廃止、補助金等をゼロベースで考えることについてですが、県の財政の厳しさが背景にあります。しかし、その補助金等を活用している市民の皆さんにとっては驚かれた事と思います。そうならないための説明、そして本当にそのゼロベースが必要で、中長期的に効果効用があるのか様々な見地から考える必要があります。また准看護士の養成をやめ、看護士に絞るということもありますが、移行期の空白を埋めるための方策が見えておりません。待ったなしの医療現場の声を聞きながら、こちらも実効性を考えなければなりません。
―特区の活用が今、注目されていますが
持田―現在、県と川崎、横浜両市で川崎区の殿町地区を中心に京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略特区として医療分野で時代の先端をいく産業を生み出す取組みを進めています。その他には相模縦貫道路の平成26年開通を期に医療現場や災害現場で活躍する次世代のロボットを作り出すさがみロボット産業特区の申請をしました。市民の命を守ることは勿論、経済の活性にもつなげていく考えです。また、国による特区を県と市町村との間でもできないか、現在、アイデアを出し合っています。規制緩和による産業の創出と活性化、神奈川の充実の大きなヒントになると思います。
―これからの県政に必要なことは
持田―様々な分野を横断、案分するベストミックス、またクロスファンクションが必要だと考えています。県は今年、部局を再編し、今も残る縦型の行政からの脱却をはかります。部局を乗り越え、様々な視点から県政を進めること、これがどの分野でも必要です。
―ふるさと、宮前区は
持田―休むという文字は人が木に寄ると書きますが、宮前区は人と自然が調和したまさにその休むにぴったりの街。ただし、交通などまだ利便の面では課題が残ると考えます。県政に携わる身としては宮前だけを良くするのではなく広い視野で県全体での発展に寄与していきたいと考えます。また、61年の区民歴の中で(61年前は区ではありませんでしたが)、20代のころ、神社で始めた初詣の甘酒の配布、お神輿やお祭りを皆で考え、実行してきたことを、今の皆さんが現在までつないでくださっている、この地域に育まれたことを大切に、今年1年、力をつくしていきたいと思います。
神奈川県議会議員 持田文男
TEL:044-857-2301
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4月26日
4月19日