宮前ガバナンス5月号 連載寄稿 宮前区の病児保育施設オープン 多様な保育ニーズに対応、子育てしやすい街へ 川崎市議会議員 石田やすひろ
宮前区土橋に区内初となる川崎市病児保育施設「エンゼル宮前」が、この4月に開所しました。病児保育とは、現に保育所等に通所中の児童が病気で、集団保育が困難になった時、一時期的に児童を預かる事業です。急な子どもの病気に対して病初期の段階から受け入れが可能となっています。川崎市では平成26年4月に、病児保育としてエンゼル中原を開所していましたので、市内に2箇所目の設置となります。
設置の背景には、近年、共働き家庭の増加に加え、核家族化の進展で、身近に頼れる親族がいない家庭の増加が挙げられます。また、女性の社会進出が進み、地域における多様なニーズを捉えた子育て支援施設の拡充が求められていました。そこで、いざという時に頼りになるのが、病児・病後児保育の施設となります。
病後児保育施設は市内3箇所(幸区・高津区・多摩区)に設置しています。病後児保育は、病気の回復期において、保護者が勤務状況等によって、家庭での保育が困難な児童を、一時的に保育する施設です。
病児・病後児保育では、単に病気の子どもを預かる施設ではなく、病気の子どもの健康のため、保育士・看護師・栄養士・医師等の専門職が配置され看護します。仕事をどうしても休めない時は、安心して子どもを預けることができます。市では、施設の利用については、幾つかの条件があるので、ホームページ等で情報を確認して有効に利用して頂くよう広報しています。今後も川崎市議会において、子育てしやすい環境の整備を推進してまいります。
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5月3日
4月26日