市政報告Vol.2 高齢者施設事故、障害者の夕方支援問題を議論 健康福祉委員会にて 川崎市議会議員 矢沢たかお
市議会第4回定例会が10月14日に閉会となりました。関東・東北豪雨での本市の対応に始まり、中学校給食関連含め多くの議案を審議しました。今回ここでご報告するのは私が所属する健康福祉委員会において話合った2つの案件です。
1件目は全国でも注目された幸区の老人ホーム入所者3名の転落事故、虐待の件です。
緊急的に開かれた今回の委員会で議論したのは、事件が起きた施設に対して市役所としての役割・責務を果たしたのか?ということです。私自身も市に対して緊急開会された委員会の場で質しましたが指導や監査時の甘さ、事故報告書の書式や受理の緩さ等、課題や問題点があることが明確になりました。
行政・議会が共に推進している高齢者施策そもそもの信頼性にも影響する大きな事件です。今後もしっかりと注視してまいります。
もう1件が「障がいのある青年たちの学校卒業後の夕方支援の充実」を求める請願の審議です。この問題は高校以下の障害児は午後6時ごろまで家庭以外の場で過ごすことができるが、卒業後、施設に移ると3時過ぎには帰されるため、保護者の中には「仕事を辞めざるをえない」「両親の介護と重なる」といったことが起きているという件です。
この件に関しては▼国や他の自治体の対応はどうなのか▼支援を必要としている方々、事業者、従事者それぞれの実態把握は▼川崎市独自での財政出動の必要性、実現性は▼助成拡充の前に出来る事はないのか―などあらゆる角度から議論しました。結論を申し上げると、全会派とも様々な面を考慮しつつ、時間軸をもった上で支援を早急に推進していかなくてはならないと、全会一致で趣旨採択となったわけですが、市には引き続き、国に対しても法整備や支援の充実等、しっかりと要望していってもらいたいと伝えました。
この他、今議会の報告、はブログなどにもアップして参ります。ご興味のある方はぜひ、ご覧ください。
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4月26日
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